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研究2−1 視線分析に関するこれまでの知見
研究2−2 聴児の視線分析
研究2−3 聴覚障害児の支援分析
研究2−4 ASD児の視線分析
研究2−5 ASDのある聴覚障害児の視線分析
研究2−6 追視や検索と状況画の理解
研究2−7 視線測定から見た追視運動
研究2−8 典型例とその配慮


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−1

聴覚障害児における眼球運動の文献研究

稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)

ASD(自閉症スペクトラム障害)を合併する聴覚障害児の中には、対面コミュニケーションにおいて視線が合わないことが、聴こえているASD児よりも一層の情報不足を招き、その困難を大きくしていることを我々は報告してきた(大鹿・M田,2006)。また、ソーシャルスキルトレーニングの際にも、状況の読み取りができないことがその困難を重度化させていると考えられる。そこで、本稿では、聴覚障害児やASD児等の眼球運動に関する先行研究を整理した。

  
研究2-1報告書(PDF 99KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−2

数字の追視、顔マッチング、状況画把握時の
眼球運動に関する一研究
―聴児を対象として―

稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)

聴児の眼球運動の特性を明らかにすることを目的とする。そのために、数字の追視課題、顔マッチング課題、状況画課題を用いて、課題遂行時の視線を測定して分析を行った。

  
研究2-2報告書(PDF 595KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−3

聴覚障害児の眼球運動に関する一研究
―数字の追視、顔マッチング、状況画を用いて―

   稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)

聴覚障害児の眼球運動の特性を明らかにすることを目的とする。そのために、数字の追視課題、顔マッチング課題、状況画課題を用いて、課題遂行時の視線を測定して分析を行った。

  
研究2-3報告書(PDF 294KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−4

ASD児の眼球運動に関する一研究
―数字の追視、顔マッチング、状況画を用いて―

稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)

ASD(自閉症スペクトラム障害)児の眼球運動の特性を明らかにすることを目的とする。そのために、数字の追視課題、顔マッチング課題、状況画課題を用いて、課題遂行時の視線を測定して分析を行った。

  
研究2-4報告書(PDF 282KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−5

ASD様の困難を併せ持つ聴覚障害児の
眼球運動に関する一研究
―数字の追視、顔マッチング、状況画を用いて―

M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)
稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
大鹿綾(日本学術振興会特別研究員)

ASD様の困難を併せ持つ聴覚障害児の眼球運動の特性を明らかにすることを目的とする。そのために、数字の追視課題、顔マッチング課題、状況画課題を用いて、課題遂行時の視線を測定して分析を行った。

  
研究2-5報告書(PDF 288KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−6

障害児の状況理解における眼球運動に関する一研究
−障害種による差異の検討−

稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)

聴児、聴覚障害児、ASD児、ASD様の困難を併せ持つ聴覚障害児の眼球運動に関する研究で得られた結果をもとに、眼球運動における障害種による差異について検討することを目的とする。

  
研究2-6報告書(PDF 237KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−7

視線測定から見た追視運動および図の異同判断と
状況画理解の関係に関する一研究

稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)

課題実施時の視線測定より、追視運動および図の異同判断と状況画理解の関係性について検討することを目的とする。

  
研究2-7報告書(PDF 207KB)


 
科学研究費補助金(23330275)報告
研究2−8

状況画注視における視線パターンの典型例と
その支援の検討

稲葉啓太(東京学芸大学大学院教育学研究科)
M田豊彦(東京学芸大学特別支援科学講座)
喜屋武睦(東京学芸大学大学院教育学研究科)

これまでは、研究2−2から研究2−5で得られた視線分析結果の数値的なデータを基に検討を行い、視線の向け方の特性を検討してきた。その結果、状況画に対する視線の向け方において、聴児群、聴障児群、ASD児群、ASD様の困難を併せ持つ聴覚障害児群の4群の障害種による差異として、各対象児群を状況画理解課題の正答群と誤答群の2群に分けた、計8群(1対象児群につき正誤の2群)で見た場合、聴児群と聴障児群では、その正答群は人物に対する停留時間が長い傾向がみられたが、ASD児正答群とASD様の困難を併せ持つ聴覚障害児正答群ではその傾向はみられなかった。ASD児群では、物に対して視線を向ける比率も高く、人に対して視線を向ける比率が高いという傾向は見られなくなった。以降は、典型的な視線パターンを取り上げた検討が必要である。

目的
本研究では、数値的な視線分析の結果より得られた知見を用いながら、実際に測定された視線の画像データの中から典型例を取り出して、その視線の運び方について実際の運動の様子と状況画の説明の側面からの考察を行う。

  
研究2-8報告書(PDF 1.4MB)
 

 

東京学芸大学総合教育学系特別支援科学講座 M田研究室
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